御本尊には「仏眼から観た全宇宙」が表現されています。
宇宙の中央には、威風堂々と「南無妙法蓮華経 日蓮(花押)」と記されています。
これこそ、大聖人による
「我、全宇宙の主なり!」
という大獅子吼なのです。
その御確信こそが、大聖人の御境涯なのです。
仏は一切衆生の主師親ですから、当然と言えば当然です。
我ら末法の衆生が成仏するためには、大聖人と御境涯を一致させる以外に、方法はありません。そのための御本尊です。
断じて、大聖人と自分自身を別々に考えてはいけません。信心は「日蓮と同意」です。
衆生即日蓮です。
御本尊とは言わば、大聖人からあなたに与えられた、「全権委任状」です。
南無妙法蓮華経を唱える時、あなたも大聖人と同じく、全宇宙の主となります。
梵天帝釈をはじめ、全宇宙の諸天を従える資格を得るのです。