戸田先生の折伏で日蓮大聖人に帰依した池田大作青年ですが、池田家は代々真言宗でした。
強情な父から信心に反対され、勘当同然で実家を出ています。
母からも「先祖代々の宗教を大切にしなさい」と諭されました。
しかしながら、大黒柱である父の病気で家業が傾き、長男が戦死するなど、「真言亡国」の現罰は池田家においても歴然でした。
転機が訪れたのは、戸田先生が父親と面談してからです。
戸田先生の人柄に強情な父も態度を一転させ、信心の理解者となりました。
戸田先生の折伏力には、ただ恐れ入るばかりです。
母親は、正式に学会員となっています。
池田先生とて、最初から容易に一家和楽を実現できたのではありません。家族に反対されて当然と思うべきです。
また、未入会家族からの率直な意見があってこそ、学会も非常識な暴走を防ぐことができます。
末法では誰もが地涌の使命を持って生まれてきています。学会員だけが地涌の菩薩というなら、折伏しても無駄であり、仏法はウソになってしまいます。
一家の宿業は一体であり、あなたひとりでも信心を貫けば、必ず一家全員に成仏の道が開かれるのです。