新・人間革命「雌伏」より
「水魚の思を成して」と言われているように、同志は皆、親密な、切っても切れない関係にあることを自覚し、互いに尊重し合い、守りあっていくことです。
したがって、「この幹部は好きになれないから、組織にはつきたくない。活動もしたくない」というのは、この御金言に反します。
池田大作全集70 171頁より
信心は年齢で決まるものでも、序列や役職で決まるものでもない。
もし万一、誤れる信心の先輩がいたとしたら、後輩はその言動に従う必要はない。左右されてもならない。
幹部が好きかどうかということと、あなた自身が折伏をやるかどうかは、全く関係のない話です。
したがって、「幹部が気に入らないから題目も折伏もやらない」というのは、単なる退転の口実に過ぎません。
妙な幹部が現れるのは三障四魔の働きであり、あなたの信心が一人前になってきた証拠です。
幹部とてまだまだ発展途上であり、完全ではありません。師匠と同じ気持ちに立って、長い目で育てていくことです。
また、あなたが祈ることで幹部も変わっていきます。そのためのお題目です。
とはいえ、現実的な配慮が必要なケースもあります。人間同士なので、どうしても馬が合わないということもあります。
また、暴力で離婚した夫婦に、同じ組織で活動を続けさせるというのも酷でしょう。
状況に応じて所属組織を変更するといった柔軟性も求めらます。一般の職場なら当たり前にやっていることです。
メンバーが参加しやすい雰囲気づくりも、組織の大切な役割なのです。