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21世紀の日蓮仏法

念仏撲滅 禅撲滅 真言撲滅

理想の幹部数は「会員の1割」

幹部(階層)が必要以上に増えると、組織はかえって弱くなります。

情報を中継する人数が増えるほど、「伝言ゲームの原理」によって、情報の遅延・中断・不正確が増加するからです。

では、どの程度の幹部の割合が、組織を最強にするのでしょうか?



史上最強の実戦組織といったら、チンギス・ハーン率いるモンゴル帝国軍しかないでしょう。

モンゴル軍が「10の倍数」を基準として組織化されていたのは有名です。

モンゴル軍の最小ユニットは「10人隊」で、隊長が10人の隊員を率います。

10人隊が10ユニット集まると「100人隊」、100人隊が10ユニットで「1000人隊」です。

すなわち、1人の長が10人前後を率いるのが、最も無駄がない実戦向きの組織ということです。

かのグリンベレーも最小ユニットは原則12人ないし11人であり、古今の組織に共通する最強サイズです。



池田先生は、若き日(部隊長時代)から「10の倍数が組織を最強にする」法則をご存じでした。




※「青年の陣列の拡大」より

まず私は、それまでの6班の体制から、新たな班長も登用して、一気に10班へと再編・拡大し、10人の班長に「部隊十傑」の称号を贈った。

この10人の班長のもとに、今度は、それぞれが10人の分隊長の登用をめざす。つまり「部隊百傑」の構築を当面の目標に掲げたのである。

総仕上げとして、百分隊がそれぞれ部員10人を達成すれば、「人材1000人の正義の陣列」となる。





池田部隊長自らが(5人でも15人でもなく)10人の班長を自ら指導し、班長それぞれが10人の分隊長を指導する、、、というように、師匠が目指した組織は、モンゴル軍と全く同じ編成でした。




これを現在の男子部の組織に当てはめると、地区リーダーが10人隊長、部長が100人隊長、本部長が1000人隊長に相当します。

そう考えると、地区リーダーはともかく、部長や本部長は明らかに人員過剰であることが分かります。

なんと、組織強化のための最善策は「部長を減らす」ことだったのです!

本来であれば地区リーダーを続けてもらうべき人材を、むやみに部長に上げてしまうため、地区リーダーが足りなくなるのです。

まさに、仏意を無視した報いです。



全国の男子部員を100万人と仮定した場合、正の幹部は10万人で十分です。そのうち9万人は地区リーダーで、部長以上は1万人いれば足ります。

部長が全国で9000人、本部長が900人、区・圏男が90人、、、というように計算していくと、最高幹部はほぼ要らないことが分かります。

実際、学会には数えきれないほどの副会長がいますが、まさに幹部過剰の証拠です。

正の役職を増やすために、わざわざ必要以上に組織を分割し、弱体化を招いているのが現状なのです。

会員のためではなく、幹部のための組織になり果てています。



チンギス・ハーンは、新衛兵団として自ら10人の100人隊長を指揮していました。

これは、学会の会長が自ら男子部の部長を指導するようなものです。

ハーンと現場の兵士の間には、わずか2人の隊長しか挟んでいませんから、情報伝達はスムーズだったでしょう。

この、ハーンと現場の距離の近さこそ、モンゴル軍が史上最強となった要因でしょう。



現場ですぐにできることといったら、(全地区に動けるリーダーがいることを前提として)本部長が全支部の部長を兼任し、地区リーダーを直接指導することです。

部長を挟んで情報をやり取りするのは、無駄でしかありません。

正の地区リーダーなど、本部で10人前後でしょう。その程度の人数も指導できないのなら、幹部の資格はありません。

20人近くなったときに、初めて部長を立てればいいのです。

組織・幹部が半分に減れば、情報の伝達スピードも、正確さも倍増します。

会合や打ち合わせも半分に減らせます。


現場では、幹部を立てられないことは負けという意識がありますが、「そもそもいても邪魔なだけだから」人材が見当たらないのです。それが仏意です。

他にも,4者組織の統合や報告方法の見直しなど、できることはいろいろあります。

組織強化に必要なのは、組織を統合し、幹部を減らすことなのです。



※あなたの組織でもこのプランを紹介してください!

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