池田大作全集100 324頁より
学会のお陰で社会的に偉くなりながら、信心を忘れて、広布のために戦わない。
増上慢になって学会を見下す。
そういう忘恩の人間は、容赦なく責めるべきである。
それが本人を救うことにもなる。
同志の間に、余計な遠慮などいらない。また、あってもならない。
学会員が公明党を支援するのは、法華経を行じる同志を政界に送り出すためです。
したがって、議員が折伏するのは当然のことです。
議員だから政治活動だけしていればいいと考えるなら、その時点で法華信徒とは言えず、支援する理由は無くなります。
法華経の力で議員にまでしてもらったのだから、法華経に恩返しするのは、人として当然のことです。
特に大事なのは、他党の政治家を折伏することです。
特に、与党の大物議員を折伏することは、立正安国に直結します。
戸田先生も、時の総理を大石寺に招待しました。
もし、折伏が実ったとしても、公明党に引き抜く必要はありません。それこそ政教一致として叩かれてしまいます。
もともと戸田先生の構想では、議員の所属政党は自由となっていました。
また、各政党に同志がいたほうが、公明党にとっても好都合です。大きなスケールでとらえなくてはいけません。
何より、折伏した政治家をみんな公明党に受け入れてしまえば、学会の組織票を目当てに入信する政治家が必ず出てきます。
そんな議員が増えれば、公明党は事実上乗っ取られてしまいます。
否、すでにそういう議員が存在していても、不思議ではありません。
特に今の公明党は与党ですから、最初から権力目当てで学会活動に励んでいる幹部も、少なからずいると思っていいでしょう。
創価大学も、いまや政治家の出身校として日本を代表する名門ですから、権力目的で入学する人間も必ずいるはずです。
そうしたニセ議員、ニセ幹部を見破り、追放していくことは、青年の使命です。
広宣流布が進めば、どの政党にも同志が多数いて、政界の浄化も進んでいるはずです。
そうなれば、現在の組織的な公明党支援も、一応の役割を終えることになるでしょう。
もともと学会は仏教団体であり、政治支援は国内限定の局地戦に過ぎません。
「本業」はどこまでも折伏なのです。